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コラム

菅原のひとりごと

弊社代表・菅原による不定期連載。世の中の動向や日常の出来事を徒然語ります
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第37回

川開き 輝く銀鱗 躍る竿

2年ぶりに広瀬川に釣人が戻ってきました。振り出した竿先が撓り、鮎を釣りあげる様は初夏の風物詩ですね。あぁ今年も半分が過ぎたと毎年実感する7月1日解禁日です。「いつもの年より少ねえなぁ」釣人?釣果?堤防から眺める老人がボソッと言葉にしました。言われてみると見物する人は多いのですが網を打つ人の姿もなくちょっと寂しいかも。天然鮎は何といっても塩焼きですが、半生の蒸し焼きもご当地ならではの美食です。いろいろ気になるところはありますが、川からの恵み、季節を食するという文化は残って欲しいですね。

3日東京出張、時折雨はありましたが、不快指数はそんなに高くない一日でした。大手門で仕事を終え、上野藪そばまで足を延ばしました。焼海苔・厚焼・いたわさを肴に仲間と一献?、締めに大せいろを啜って江戸っ子気分、ほろ酔いで新幹線に乗りました。6月の出張時にはスカイツリーソラマチに立ち寄ったのですが、平日昼下がりというのに人・ヒト・ひと・・まるでアリの巣のような混雑ぶり、飲食店も売店も大行列です。このエリアは「消費税20%」でも大丈夫ですね。地方の分まで賄えますよ、野田さん!確かその日も雨でした。

東京と仙台を行き来すると、同じ国とは思えない光景に戸惑います。置き去りにされる被災地は、実は日本の近未来ではないか? 離合集散を繰り返すコップの中の政争を見ていると原発事故だけでなく、日本全体が「人災」に見舞われているように思います。総理の首がコロコロ替わる国、マニフェストが守れない国。「決める政治」と言いますが、決めれば良いのか? ぜひ「責任を持つ政治」であって欲しいと切に願うばかりです。梅雨空をスカッと吹き飛ばすような・・望んでも無理かなぁ(溜息)。

畑の真ん中に、大きなポリバケツ、ビニール傘を開き、逆さまに漬物石で固定・・何か想像できますか?実は菅原農園の渇水対策です。雨水を溜めるために設置しました。家庭でいらなくなったものを活用した画期的な発明?ですが「また何かやってるぞ!」周辺の諸先輩は不思議そうに眺めていることでしょう(笑)。先週末は、玉ねぎとジャガイモ(インカのめざめ)とキャベツを収穫しました。畑の恵みを肴に美味しいお酒を頂きました。~感謝~2年目で欲も出したいところですが、求めず、急がず、ゆっくり自然と向き合うことにしています。

本格的な夏ももうすぐですね。時節柄ご自愛くださいませ。

平成24年7月11日



プロフィール菅原 誠

株式会社エムジョイ代表取締役。
平成元年、地元テレビ局とタイアップした学生の就職支援イベント「探職フォーラム」が縁で脱サラ、独立。主に札幌・仙台を中心に学生と企業の求職・求人活動支援のコンサルティングを展開中。55歳。趣味は野球観戦、蘭、熱帯魚。