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コラム

菅原のひとりごと

弊社代表・菅原による不定期連載。世の中の動向や日常の出来事を徒然語ります
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第20回

遅ればせですが、あけましておめでとうございます。

皆さんはどんな新年をお迎えでしたか?我が家ではアルバイトに精を出す高校生がいて落ち着かない正月になりました。野球部監督の提案で部費の一部を稼ごうと全員が民営化されたばかり日本郵便で配達と仕分けの仕事をやらされた?ようです。息子が働いているのに寝正月も気が引けて雪の残る元日は早朝一緒に起きました。「早起きは三文の徳」と言いますが、凍った道を照らすように東の空に昇る初日の出を拝むことが出来ました。普段はゴロゴロ、チピチピの寝正月ですから、十数年ぶりかもしれません。「一年の計は元旦にあり」とも言います。何だか良いことありそうな気分です。(笑)

世の中は年始早々から騒がしいですね。サブプライム問題に端を発して世界経済は先行き不透明感一杯です。「もはや経済は一流ではない」発言が飛び出すなど2008年の日本を取り巻く環境も楽観を許しません。年末年始は腰痛のおかげでいろいろ書物を漁りましたが、読めば読むほど日本の微妙なポジションが気になりました。アメリカがくしゃみをすると風邪をひき、中国が食べ過ぎるとお腹を壊す、自給自足できないから仕方ないと思いながら国家としての品格よりも主体性がなくなっていくような気がします。

読んで一番気になったのが「日本の総カロリーが近い将来3割減少する」という話です。高齢者は食べなくなる。メタボが気になる中年も食べない。若者の数は減少し食は細る。日本人のエネルギーが減少しているそうです。それが日本全体の停滞と無関係ではなさそうです。成長期にはたくさん食べて身体を動かしてカロリーを消費することで経済が循環して活力が生まれました。何かに夢中になって汗をかいたからお腹が空く、パソコンに向かい、ゲーム機に向かうことはエコなのかな?もう少し本当の汗をかかないと新陳代謝も悪くなるばかりで日本が縮んでしまいますよ。

17日、今年初めての札幌は-13℃のお出迎えでした。千歳に降りた時は晴天だったのですが札幌市内に着く頃には吹雪いていました。例年と比べると雪量は少ないように感じますが寒さは別格ですね。外は針で刺されるような寒さも、ビルに入ると毛穴が開くほどの暖かさ、真冬の電力量とアイスクリーム消費量が増えるのもうなずけます。(笑)
25日朝、東京も寒かった。東京駅「銀の鈴」前10時集合、渋谷の「忠犬ハチ公」前と並ぶ田舎人の待ち合わせ場所です。えっ? 地下に行くと場違いな空間が広がっています。目印の「銀の鈴」もリニューアルされて、薄暗かった場所は、高級菓子店や有名老舗などが立ち並ぶショッピング街に衣替えしていました。待ち合わせた相手も目を白黒、とても駅構内とは思えない新スポットです。上京時には是非一度地下に潜って、浦島太郎になりましょう。(笑)

ドタバタしているうちに1月も過ぎようとしています。今年は頭も身体も汗をかく一年にしたいと思っています。

皆さんにとっても充実した一年でありますように・・。

平成20年1月29日



プロフィール菅原 誠

株式会社エムジョイ代表取締役。
平成元年、地元テレビ局とタイアップした学生の就職支援イベント「探職フォーラム」が縁で脱サラ、独立。主に札幌・仙台を中心に学生と企業の求職・求人活動支援のコンサルティングを展開中。55歳。趣味は野球観戦、蘭、熱帯魚。