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コラム

菅原のひとりごと

弊社代表・菅原による不定期連載。世の中の動向や日常の出来事を徒然語ります
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第17回

「巨人・大鵬・玉子焼」私が野球小僧だった頃は、絶対的に巨人が強くて9年連続で日本一になっていました。王、長嶋を中心とする強力打線、金田、堀内、新浦、高橋一など質量豊富な投手陣、新聞もTVも巨人戦以外の報道はほとんどありませんでした。相撲界も大鵬が全盛期で何十連勝もしていた記憶があります。当然ですが子供たちの帽子はYGのマークです。人と同じことが嫌いな私は「どこが巨人を倒すか?」「誰が大鵬を倒すか?」という興味の方が強かった気がします。人気があった阪神ではなく中日を選んだのは明治大学のエースだった星野仙一(現日本代表監督)入団の影響が大きかったですね。そして、昭和49年秋、私が高校3年の時に巨人のⅤ10を阻止してくれました。以来30年以上中日ファンを続けていました。

それにしても中日ファンは東北では肩身が狭かった(笑)。最近でこそ常勝チームですが、「何で中日?」と聞かれる時代が長く続きました。私の周辺にファンは2人しかいません。他の4番やエースを買ってきて毎年優勝したいどこかのチームと違って、5、6年に一度優勝すればファンは大満足だったのですが、何故か日本シリーズには出ると負けでした。53年ぶりの日本一で、やっと溜(竜?)飲が下がった思いですね。でも、あの星野さんでも日本一になれなかったのですから落合監督の手腕は正当に評価したいですね。地味でマスコミ受けしませんが、一歩下がって選手を主役にするあたりは秋田人気質ですかね。経済効果がどうだの、KY監督とか、まぁ外野にはいろいろ言わせておきましょう。

実は日本一で33年分の奇妙な達成感があります。来年から地元楽天のファンになろうかな?なんて本気で思っています。ファンとして若い選手を一緒に育てていく楽しみがありますね。まぁ優勝はしばらくないでしょうから長い目で応援する覚悟は必要ですが……。

平成19年11月13日



プロフィール菅原 誠

株式会社エムジョイ代表取締役。
平成元年、地元テレビ局とタイアップした学生の就職支援イベント「探職フォーラム」が縁で脱サラ、独立。主に札幌・仙台を中心に学生と企業の求職・求人活動支援のコンサルティングを展開中。55歳。趣味は野球観戦、蘭、熱帯魚。