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コラム

菅原のひとりごと

弊社代表・菅原による不定期連載。世の中の動向や日常の出来事を徒然語ります
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第06回

GWはいかがでしたか?「仕事よりも疲れた」人も多いでしょうね。暦どおりの私は高校野球の追っかけとボランティアの行事に追われる毎日でした。みどりの日は十数年ぶりに田舎に帰ってきた親戚と少し遅れた墓参に登米市まで出かけました。母親の実家は田植えの真っ最中でネコの手も借りたい状況、代わりに私がお相手をした次第です。

ピーンと水を張った田んぼ、淡い緑に包まれた山々、菜の花や山桜が所々にアクセントとなって、その間をゆったりと北上川が流れています。まるで色鉛筆で描いたような風景を楽しんできました。道々懐かしい話に思わず幼少の頃にタイムスリップしてしまいました。頭髪の薄さに時間の流れを感じながらも、仕事を離れて命の洗濯をさせていただいた気分です。

「いずれは親と一緒に暮らしたい」「人のためになる仕事がしたい」「仕事を通じて成長したい」「親孝行したい」「・・・(無回答)」。今週代行した面接で、質問に対する学生の回答です。質問とは『あなたの夢を聞かせてください』。最近こういう答えが多いこと。(特に男子学生)何だか寂しくなりますね。「最近の若い人は不幸ですね。夢も持てない。エゴもない。親の育て方ですかね。」一緒に面接した人事部長の感想です。

「日本が危ない!若い人にぎらぎらしたものがない。」一代で売上100億超の会社を築いた社長の弁です。いつから夢を持てない社会になったのでしょう。豊かさって何だろう?夢を失うことですか?確かに希望の会社に入社することも夢の実現かもしれないですが、何かが違うような気がします。夢は与えるものではないかもしれませんが、夢を語る責任は我々の世代にあるかもしれませんね。少なくとも若者の夢を奪わない大人でありたいと思うのですが……。

心身ともにリフレッシュして採用戦線後半戦に突入です。

平成19年5月16日



プロフィール菅原 誠

株式会社エムジョイ代表取締役。
平成元年、地元テレビ局とタイアップした学生の就職支援イベント「探職フォーラム」が縁で脱サラ、独立。主に札幌・仙台を中心に学生と企業の求職・求人活動支援のコンサルティングを展開中。55歳。趣味は野球観戦、蘭、熱帯魚。